甲状腺機能亢進症について

外来の診察では、患者さんの全体の13%程度が甲状腺疾患の患者出会ったり、疾患が発見されたりするんですね。
甲状腺の疾患は様々な症状があるのですが、特にその中でも頻度が高いのが甲状腺機能亢進症です。

甲状腺機能亢進症とは

亢進症、というのは本来の機能よりも働きすぎてしまうという意味のものです。
低下とは真逆で、甲状腺の場合は甲状腺ホルモンを正常値よりも多く分泌しすぎてしまって体調に異変をきたすことを示した言葉です。
甲状腺ホルモンというのは、少なくてもよくないのですが実は同様に多すぎてもよくないのです。
甲状腺機能は、正常だと一定の正常値にホルモン分泌を保とうとするのですが、亢進症になってしまうと新陳代謝があまりにも良くなりすぎてエネルギー消費が激しくなり、何もしてないのにどんどん体重が減少していったりするんですね。
他にも、集中力下欠如したり物忘れが多くなったりするなど、日常生活にも影響を及ぼします。

バゼドウ病について

甲状腺亢進症の一つに数えることができるものの一つのなかに有名なものと言えばバゼドウ病というものがあります。
こちらは、年齢によって出てくる症状の現れ方が変わるという特殊な症状をしてます。
たとえば、19歳以下の女性の場合は甲状腺腫が出てくることによって病気に気がつくということが多いです。

しかし、高齢になっていくと、甲状腺腫ではなく体重の減少の傾向が激しくなったり、浮腫などで気がつくことが多いんですね。
そして、男性の場合は体重減少、それから周期性四肢麻痺などで受診して気づくことが多いんですね。

高齢になってくると、機能亢進症上はあまり表に出て来ずに下肢の筋力が低下してしまったり、立ちくらみや関節痛などが起きてしまうなど、さまざまな症状が出てくることが多く、甲状腺機能低下症として受診するのではなく、体調の変化によってということが多くそこから発見されることが多いです。

甲状腺の疾患における、甲状腺腫瘤などで触知しないというものがとても少ないんです。
なので、受診をしてもらいさえすればほぼ確実に見つけてもらうことができるのです。
だから、何か普段と体調があまり違ったり思わしくなかったりするということがあれば一度診断を受けるだけでもしてみるといいでしょう。